esa.ioを家庭で使ったらなんとも楽になった話

Written by shoota

情報を育てながら共有するドキュメントサービス、esa.io(えさ)を使いはじめて1年以上が経過しました。 初めは嫁さんと一緒に趣味でつくっているナニカについて、タスクや設計、ナレッジを共有するために使う目的でしたが、 最近はもっぱら家のことを日報という形で共有するツールとして使っています。

そこで今回は”えさ”が家庭のタスク管理に非常に優れたツールであることをやや興奮気味に書きたいと思います。

esa.ioと家庭の親和性

すでに家庭での有効性についてはMoney Forwardのエンジニアさんがスライドつきでブログ を書いていらっしゃるのですが、改めて。

まずはesa.ioのトップにも書かれているえさのコンセプトを。 esa.io は「情報を育てる」という視点で作られた、自律的なチームのためのドキュメント共有サービスです。

家庭はいつもWIP

「情報を育てる」というのは「中途半端な状態から情報共有を開始して、みんなで形にする」ということでしょう。 「中途半端な状態」はつまりWIP(Work In Progress)ですね。

さて、家庭にはいろいろなタスクがあります。

  • 家具家財の購入
  • 連休の予定
  • 保険加入やローン見積もり
  • 親戚の冠婚葬祭
  • 子どもの進学や習い事
  • 保育園のイベントや役員の仕事
  • 地域のイベント準備

もう毎週なにかを決めて予定を組んでいきますが、それでも手が回り切らないことも。 そしてすべてが「未定の予定」で、予定どおり進まないことなんてザラ。予定の組み換えをするのはしかたないのですが、 夫婦ともに同じものを見ていないと認識ズレがあったりしてコストもかさむ。 特に保育園なんかは紙媒体や担任の口頭で情報が来るので、「お互いがその情報を把握しているかを把握する」という多重苦です。 つまり、家庭はWIPのタスクをいくつも並行して抱えるわけですね!!

夫婦はすでにチーム

現代の我々世代の家庭であれば、役割分担はあれども、夫婦両方で家庭のタスクをまわすことが多いでしょう。我が家のように共働きならなおのこと。 つまり夫婦とは、家庭というシステムを保守しながらグロースアップさせるチームなわけです。 我が家は特に役割分担の境界線が曖昧なので、「自律的なチーム」と言えるでしょう。

「漢は黙って」だとか、言っている場合ではありません。「夫婦の阿吽の呼吸」だとか「ツーカーの仲」とか、そういうのは非効率。 さっと共有して、バシッと残しておく。長男のときに解決したことは数年後に次男にやってきます。 数年の間その解決手段を覚えておくことはできません。

家庭タスク管理とツール

もともと我が家は、家庭用のコミュニケーションやタスク管理ツールとしていろいろなものを使っています。

  • Twitter
  • Idobata
  • hubot
  • Redmine
  • github
  • Google Drive

hubotは軽量さとカスタマイズ性が良かったのですが、夫婦の間にbotが入る煩わしさ(どっちがhubotに命令したか、とか) があって、それほど便利に使えていません。RedmineはiOSアプリもあって便利だったのですが、 家庭のタスクをチケット化すると、チケットのライフサイクルが短い割に大量の件数になってしまい、 運用コストが大変で管理できませんでした。(あと、嫁さんにとって使いなれていないツールだった)

githubはファイルとチケットを紐付けるのが楽なのと、夫婦共に使い慣れているということで 息の長いツールになっています。

家庭用のesaのはじまり

初めは、嫁さんがメモを書いたことでした。 タスクがつまり過ぎて把握できなくなりそうだったので、とりあえずここでいいや、って感じで。 その後も日付を見失わないように日報のテンプレートで、メモ書きが何度かされていました。 僕の方も嫁さんが忘れたときのために内容を把握したり、購入予定の商品を検索してコメントしたりしていました。

そのうち、嫁さんのメモ書きはTODOリストをならべた、ちゃんとした(?)日報になりはじめ、 後を追って僕も考えてることや買いたいもの、覚えているタスクを並べるようになりました。

例えば夕飯の献立だって、冷蔵庫の中身や買い出しの有無、作る時間がどれくらいとれるかで決めているみたい。 WIPの予定を嫁さんが立てれば、僕が食べたいものもリクエストできるし、嫁さんが献立のもう一品に あれこれ迷う時間も減ります。

家庭用のesaの副次効果

もともとはタスク管理としてのえさですが、別の側面からもいい影響があります。 そもそも家庭が抱える解決すべき対象というのは、合理的な判断だけで決定できるものだけではないので、 ちょっとした摩擦になることも多々あるわけで。 そんなときに感情で議論すると大概、失敗です。もうどっちかが血ヘドを吐くまで、朝まで生テレビ状態。

チャットもよくありません。自分の間違いを訂正できないため、ちょっと混みいった話をするとすぐに 何の話をしてるかわからなくなります。住宅ローンの話を初めたのに、いつの間にか好きな猫の種類の話とかになってます。 2年ほど前の僕のツイートも貼っておきましょう。

はい。ややポエムっぽい文調がキモチワルイですね。 さておき、日報という形で「家庭のタスク」と「考えてること」を共有すると、言い難いことも柔らかく言えるように思います。 「事実」と「感情」が明確に区別して表現できるからでしょうかね。 コメントに引用リプライすることで小さな議論もできますし、書く側は自分の主張を全部だしきってから、読む側は読んだ後にじっくりと 考えてから意見をいえます。これもチャットには無い特性ですね。

まとめ

  • 夫婦は小さなタスクをたくさん抱える、小さなチームである。
  • 感情だけでは家庭はまわらないが、心を込めずに物事を決める家庭も価値が低い。そのバランスをうまーく保てるようにするのが大事。
  • esaの日報形式だと日毎にタスクを共有できるし、じっくりと考えを言い合える。Idobataに日報も通知される。
  • esaならMarkdownで構造化できるので、事実の部分(TODO)と感情の部分(所感)がちゃんとわかれてスッキリ。